奈良教育大学 国際交流留学センター

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海外の協定大学で学ぶSTUDY AT FOREIGN PARTNER UNIVERSITY

滞在記

セントラルミシガン大学 黒木浩亮さん【2016年8月~2017年5月】

a) 異文化での生活について
 海外での生活経験は今までに経験したことがなく、自分にとっては新たな体験である。その中で、特に自分の中で感じたことや考えたことを以下の項目に分けて述べる。

―外国人としての立場として生活する感覚―
 こちらの大学では日本人の数は少なく(10人にも満たない)当然のことながら外国人の立場での生活することになる。その事で特別に差別などを受けたことはないが、外国人という立場で生活していくうえで、強く感じたことの1つとして、アメリカの人達は「アジア人=中国人」という感覚を、無意識のうちに抱いている人が多いように感じた。例えば、新たに人に出会った時に”Are you from china?”と聞かれたことが多々あった。間違えられて良い気をする人はあまりいないと思うが、いちいち腹を立てていてもしょうがないので、怒らずに“I’m not from china.”に普通に返すようにしている。もちろん初対面で ”Are you from china?”と言わないアメリカ人もたくさんいるが、違う国の人と初めて挨拶する時は、特定の国の名前を挙げて相手の出身地を聞くのではなく”Where are you from?”と聞くべきであると思った。それは、明らかに外見で相手の出身地が分かる場合(例えば、アメリカで日本人の学生に会った場合など)でもするほうが良い(無難)であると思う。なぜなら、いくら外見がアジア人に見えても、アジア系アメリカ人のように、外見だけで国籍が分からないケースが多々あるからである。実際こちらに来てから、たくさんのアジア系アメリカ人に出会った。外見は、中国人や韓国人のように見えるが、実際には彼らはアメリカ人である。そういったことを考慮すれば初対面の人と挨拶する時は”Where are you from?” と聞くべきであると感じた。考えてみれば当然のように聞こえるかもしれないが、このようなことは日本にいる時は考えたこともなかった(考えさせられるきっかけすらなかった)ので非常に面白いと思った。

―カルチャーショックについてー
 留学以前にアメリカに行ったことがなかったので、今回のアメリカでの生活は自分にとっては未知の体験であった。だからアメリカに来れば当然カルチャーショックを受けるだろうと留学する前は思っていた。しかしながら、それほどショックといったような大きな衝撃は無かった。考えられる理由としては、アメリカと日本は文化など様々な点で違うので、日本の「常識」が通用しないのは当然のことであると考えていたからである。また、カルチャーショックは誰にでも起こるものであるということを知っていたのも1つの理由である。自国と他国の違いを面白いと思えれば、深刻なカルチャーショックになることはないと思う。そもそもアメリカは先進国であり、たとえ文化が違っていたとしても、不便さも特にないので問題なく生活することが出来た。

―留学中に困ったこと大変だったことー
上述したように、カルチャーショックというものはあまりなかったが、それでも1つ大変であると感じたことがある。それは英語の問題である。ノンネイティブスピーカーと話すのは全く問題ないが、ネイティブスピーカー(アメリカ人)が話す英語はとにかく早い。また、スラングなどもたくさん使ってくる。その上、英語が世界中で話されている言語だからなのか理由は分からないが、英語話者でなくても英語が話せて当然であると思っているので、手加減なしで話してくる。こちらからもう少しゆっくりと話して欲しいとお願いしない限りは早口で話してくるのでその点は大変であった。英語が全くできなかったわけではないが、留学する前に英語力を鍛えておくことは本当に重要であると感じた。


b)プロジェクトの進歩
プロジェクトの内容は外国人から見た日本はどのようなものであるかを調査しようと考えている。こちらの大学では、様々な国から来た学生がいるので彼らに、日本についてどのようなイメージ」を持っているかについて調査した。この調査から、よく出てきたワードは
・アニメ
・寿司
・車(TOYOTAなど)
・東京
・ロボット

これらの言葉はよく出てくるが、調査をしていると意外と「日本なんて全く知りません」という感じの外国人が多かった。日本ではよくテレビ番組などで「日本のすごい所」や「外国人から見た日本の素晴らしい所」など、良い悪いはさておき、日本のことをやたらと称賛するような番組があるため、日本は世界でも有名な国であると思いがちな部分があった。しかしながら、さすがに日本という国の名前を知らない外国人はいなかったが、日本のことなど全く知らないという人が思ったより多かった。またアメリカ人からは歴史的な意味で広島というワードもよく出てきた。よくよく考えてみれば、日本に来るような外国人たちは日本に対して好意的なわけであるので、日本のテレビ番組がインタビューすれば好意的な意見がたくさん返ってくるのは当たり前である。そのため、その報道を見た我々はついつい日本は世界的にも名も知れていて凄い国なんだと思いがちであったが、意外にそうでもなかったのが少し驚いた。(考えて見れば当たり前のことかもしれないが)しかしながら、日本に対して悪いイメージの偏見を持っている人は自分が調査した人の中ではいなかった。

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